オランダ旅行記・その3:アムステルダム自転車事情


前回お知らせしました通り、今日はアムステルダムの自転車事情について少々。
先ずは下↓の写真をご覧ください。

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道端に止められた大量の自転車と満杯になった巨大駐輪場・・・日本では見慣れた光景ですが、もちろんこれは日本ではありません。アムステルダム中央駅の景色です。

アムステルダムだけではなくオランダの都市部では、自転車は正しく市民の足になっています。通勤・通学・買い物の手段として、雨の日も晴れの日も関係なく大勢の人が日々自転車を利用しています。そのため朝晩の通勤・通学ラッシュ時には、駅前や大学近辺などでは自転車で大混雑することも・・・。
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大きな道路では上↑の写真のように、車道の右側に自転車専用道路が整備され(日本でも時々見かけますよね?)、信号機も車用、自転車用、歩行者用の3種類が設置されているところが多いです。

色々と自転車に関する整備は進んでいるものの、歩行者、特に街を歩く不慣れな旅人からするとアムステルダムの自転車、と~ってもコワイです(恐)。例えば横断歩道のないところで道路を横断する時には、車道の車の行き来はもちろん、自転車専用道路を走る自転車の存在も確認しなくてはなりません。手前の自転車と車の流れが切れたので道路を横断し始めたら、その直後に反対側の自転車専用道路に続け様に自転車が何台もやって来て、車道の真ん中で立ち往生、なんてこともありました。さらにアムステルダムのように入り組んだ小道がたくさんあるところでは、常に四方八方から自転車が飛び出してきます。それも全く一時停車することなく、全速力なんですよ~!「ここでは歩行者よりも自転車が優先なんだろうか?」と思うほど、どの自転車も歩行者のことを気にかけるそぶりもなく、かなりのスピードで走って行きます。滞在中、一体何度自転車と激突しそうになったことか。

さらに結構シャクに障ったのが、日本でもお馴染みのあの「チリリリ~ン」というベルの音。もう私の耳には「そこどけ、コラ」と威嚇されているようにしか聞こえません!
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この写真のご婦人二人、おしゃべりしながら歩道を占拠するように並んで走り、なおかつ前方を歩いていた私に向かって「チリリリ~ン、チリリリ~ン、チリリリ~ン、チリリリ~ン、チリリリ~ン」(itoakiの脳内では「邪魔邪魔~どけどけ~」と瞬時に変換)と二人がかりで執拗にベルを鳴らしてくれました。そんなん一回で聞こえるってば!もしオランダ語が話せたら「そっちが一列になって走れよ!」と言ってやりたかったです。まぁ、オランダ人なので英語で言っても通じるとは思いますが。アメリカ式の'On your left (right)'の優し~い掛け声に慣れてしまっているので、余計に腹が立ったのかもしれません。

それに旅行者の視点からどうしても気になるのが、自転車の「景観破壊」問題(不法駐輪自転車や放置自転車が街の景観を傷つけてしまう問題です)。私は歴史的な景観を売りにしている京都に長く住んでいて、なおかつ自転車を使用していた時期もあったので、街の景観保護と住民の利便性が対立するこの問題の難しさ、根深さを良く理解しているつもりです。それでもやはり旅行者の身からすると、自転車が街のあちこちに無造作に止められて(放置されて)いる景色って、単純に美しくないです。
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特に運河の周囲には柵があるので、格好の駐輪場所になっているようです。それにしてもこんな場所に無造作に止めて、後で「あれ、オレの自転車どこに止めたっけ?」なんてことにならないんでしょうかね。

アムステルダム中央駅付近には貸し自転車屋さんがたくさんあって、数時間単位で気軽に自転車を借りられます。アムステルダムに来る前は普段から自転車好きのitoaki夫と「貸し自転車であちこち回るのも楽しいかもね」と話していたのですが、いざ現地に着いて自転車事情を目の当たりにすると、とてもとても恐くってアムステルダムで自転車に乗ろうとは思えませんでした。というか、あの速度にきっとついていけない・・・。健脚自慢の方は海外旅行保険をきっちりかけてから挑戦することをお勧めします。

本日の一枚:只今流行のバック
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自転車の荷台に引っ掛けるようにして使うバッグです(後ろからみると荷台の左右に荷物を入れる部分がぶら下がります)。女性を中心にカラフルな柄に人気があるようです。
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by itoaki08 | 2009-09-16 00:35  

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